2009年10月  5.日本における福音宣教の推進
 2009年8月9日付のカトリック新聞に、2008年カトリック教会現勢が発表されていました。それによると、聖職者・修道者を含む全信者数は452,136人で、前年度に比べ4416人の増加となっていますが、成人洗礼は5年前に比べると、9%減少しているという分析結果も出ています。
 信教の自由が保証されて、たくさんの宗教団体が活動している日本の社会にあって、福音宣教は容易なことではありません。しかし、復活してともに働いてくださるキリストと聖霊の助けを願いながら、日本の教会は勇気をもって、日本における福音宣教、日本の社会の福音化という課題に、真剣に取り組まなければなりません。
 教皇ベネディクト16世は、2007年12月15日、教皇庁定期訪問中の日本の司教団に、次のようなメッセージを与えています。
 「…現代の皆様の課題は、現代日本の文化的状況の中で、キリストの知らせを生き生きとした仕方でもたらすための新しい方法を探ることです。キリスト信者が人口のわずかな割合を占めるにすぎないとはいえ、信仰は日本社会全体に分かち与えなければならない宝です。…」
 新しい熱意をもって、新しい方法を探るために、日本の教会が勇気をもって宣教に取り組まなければならない時がきています。昨年11月に列福された日本188殉教者の取り次ぎとその模範は、日本の教会に新しい恵みの風を吹き込んでくれました。また、今年4月から、日本の全司教団が一つとなって運営する、東京と福岡にキャンパスを有する日本カトリック神学院も開校しました。その他にも新しい方法が種々の分野で模索され、取り組みが行われています。
 日本における福音宣教の推進のために、地道にキリストの福音の素晴らしさを証しすることができればと思います。そのために、日々の生活の中で、自分にできることをおささげしながら、私たち自身がまず自分を福音化し、熱心な宣教者となることができるように努めましょう。