2010年1月  1.2010年のスタートに
 クリスマスと新年のお慶びを申し上げます。2010年が、お一人お一人にとって、愛と希望に満ちた年となりますよう、スタッフ一同お祈り申し上げます。
 さて、その一日を、神とそして出会う人びとにおささげした2009年は、どのような一年だったか、ここでふりかえってみましょう。自分の責任や課題、思いや願いのすべては、そして、過ちやいたらなさもすべて、神の栄光と賛美のためだと確認し、心を尽くして毎日を過ごすことができたでしょうか。「きょうをささげる」祈りで始まる毎日で、生活を整えることができたでしょうか。寝る前に一日を味わい直して、「ありがとう」「ごめんなさい」「よろしくお願いします」と、出会った人に、そしてともにいてくださった神に感謝をささげて閉じる毎日は、あなたを希望と安らぎへ導いたでしょうか。

 「きょうをささげる」毎日を過ごすときの秘訣は、何よりも「継続」です。朝目覚めて、その日の生活を物理的に整えるとき、つまり、パジャマから着替えたり、顔を洗ったり歯を磨いたり、布団を畳んだりするのと同じように、その日の生活を霊的に整えることなのです。ですから、必ずしも聖堂で、あるいは祭壇に向かって、あるいは姿勢を整えた祈りの一時として、場所と時間をきちんと設定して行う必要はないのです。それよりも、不完全でも、多少手抜きをしても、毎日欠かさずに、「きょうをささげる」心でスタートできるようにすることでしょう。是非生活の習慣として、朝の日課の中に組み入れてください。

 サイトのこのページは、各月の3つの意向に添って祈りを深めることができるようにと書かれています。数人のスタッフが持ち回りで担当しています。どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。執筆にあたっては、それぞれが意向を素材に祈り、祈りの中で思い出されたこと、気づいたことを分かち合うことを心がけています。

 この一年を神と人びとにささげるご自分の心の営みによって、神の恵みと憐れみに満たされた毎日を過ごすことができますように。世界中で同じ心を持って歩む人びとと共に、いのちの営みを続けてまいりましょう。