私の人生は神の作品
 自分の人生は平凡で大したものではないかのように思いがちです。ところが、神は私が神の傑作であると言ってくれます。「神は言われた。『われわれのかたちに、われわれにかたどって、人を造ろう。』」(創世記1・26-27参照)
 「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」(創世記2・7)「私」はユニークなもので、「私」は神御自身が書きつつある詩であり、無限なインスピレーションの中で作曲していらっしゃるユニークなメロディです。神は私の歴史を通してその作品を造っています。
 私の人生は「絶え間なき神との対話」、神からの話しかけと招きと愛の告白でした。神は私がその愛と私自身の美しさを意識してほしいと願っているのです。神は、私と私の人生の中で出会いたいのです。
 しかし、私は自分のことをほとんど何も知りません。回りのことや今までの小さな失敗にとらわれて、私の人生の「隠れた宝」を知りません。自分の人生のすばらしさを見つけるために、神の目で自分を見て、様々な出来事の中で「隠れた宝」を見つけたいものです。「隠れた宝」とは私の中にいる神御自身であるからです。
 祈りを通して、私の本当の人生を見つけて、それをひもときフルに生きることを目指したいものです。そのために昔からの出来事と記憶を呼び起こし、そこで隠れている宝を見つけていきたいと思います。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『自分の歴史の中で神を見つける』 より
写真: 山野内 倫昭
(生活の霊性-祈りを深めるために 3)