祈りの同伴者の役割
 個人指導の黙想の時には必ず「祈りの同伴者」がつきます。同伴者の主な役割は、一人ひとりの祈りと識別を助けることです。同伴者は指導者でもなく助言者や相談相手でもありません。本当の指導者は聖霊です。霊の導きを感じ取って、それを識別することは一人ではできない時が多いし、また、自分に合った祈りの方法と内容を見つけるためにも同伴者が非常に助けになります。
 同伴者は黙想者を裁きませんし、問題の解決にあたって、普通自分の意見を言いません。同伴するにあたって、自分の意見に従って判断するのではなく、あくまでも黙想者が言ったことをフィードバックして、黙想者が自分で判断するように助けます。また、同伴者はカウンセラーとは違います。黙想の時に、黙想者の癒し等は同伴者とのかかわりの中ではなく、神との関わり合いの中で行われるからです。同伴者と黙想者の関係は、あくまでも祈りと識別を助ける関わり合いです。お互いに祈ることは大事です。もちろん、同伴者は黙想者から言われたことについて秘密を守りますし、黙想者も同じです。プライバシーのためもありますが、他の人には通じないし、言っても意味がないからです。同伴者と問題があれば、スーパーヴァイザーといつでも相談できます。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『自分の歴史の中で神を見つける』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 8)