今こそ神との出会いの時
 神が私に現存してくださるのは、私の過去、私の記憶の中にでもありますが、それよりも現在にこそ、「今」「ここに」、「この私に」神御自身が現存しておられます。神には過去もなく、将来もなく、神には「今」しかありません。
 私が存在することは、一瞬一瞬に部分的にしか存在できませんが、神は存在そのものですから、一瞬の中で、御自分の永遠の無限な存在を生きられます。ですから、神はその一瞬の中で、完全にその存在を私に向け、全面的に「私に現存して」おられるのです。祈りの時に、私がかかわっている絶対者の一瞬一瞬は、「永遠の今」なのです。私もできる限りその永遠の今に「神に現存」したいのです。
 神が私に現存するということは、神は御自分を全面的に明け渡すということです。神が私の歴史に存在する時も、今この瞬間にも、神はいつも全面的に現存なさり、御自分を全面的に明け渡してくださるのです。従って、過去や将来よりも、私にとって、「今」「ここに」現存している神に自分を打ち明けることが、神を見つける道なのです。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『今の自分で神を見つける』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 9)