観想的な祈りへの方法 3
同じ言葉を繰り返す

 呼吸のリズムに合わせて同じ言葉を繰り返します。特に心の内なる沈黙と静けさのなかで神の御名や、今自分が一番求めているものをゆっくりと繰り返します。禅では、「公案」を繰り返すことによって理性の働きを抑え、今の本当の自分のあり様に集中させる方法があります。キリスト教では、昔から「射祷」と言う短い言葉を何回も繰り返す方法が薦められてきました.。多くのことを考えるよりも、この方法は観想的な祈りを深めるために非常に有益です。
 例えば「主」、「主」……、あるいは「アッバ、父よ」、「アッバ、父よ」……あるいは「光」「光」……と言う言葉を50回、100回と繰り返します。大切なことは、言葉の理性的な内容を分析することよりも、神を表すような言葉を繰り返して、その世界に入りこみ親しんでいくことです。また短い有意義な文章や詩編の言葉などを繰り返すことも良いでしょう。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『今の自分で神を見つける』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 14)