観想的な祈りへの方法 5
感覚を意識する

 自分に現存する一つの方法は、今自分が感じている身体の感覚を意識することです。足のつま先から頭のてっぺんまで、いくつもの感覚を意識できる人もいるでしょう。考えることをやめて、ただ、今のこの私に現存することです。感覚をただ意識してゆくことは、神の静けさと、神御自身の永遠の今を感じさせていただける一つの道です。
 その感覚を味わってそこにいることだけでもいいし、あるいは、私の感覚の中に現存して、私を100パーセント生かすために働いておられる神を思いめぐらすこともできます。神は今の私、ここにいる私を愛し、豊かに生かしたいと望んでおられるのです。
 このような祈り方は、自分の部屋や聖堂でやってもいいし、また大自然の中ででもできます。例えば、日の暖かさを味わいながら…朝の新鮮な空気を吸いながら…鳥や虫の鳴き声を聞き味わいながら。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『今の自分で神を見つける』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 16)