観想的な祈りへの方法 6
信仰を呼び起こす

 人を信頼する時、その人と直接結ばれるのと同様に、神を信じる時も、仲介なしに直接神と交わることになります。神の現存を感じられることはありがたいです。実は神を感じる時よりも、感情なしにただ信仰によって、神を信ずる時の方が私は神に近いし、神との交わりも深いのです。従って、祈る方法の一つは、感情を求めるよりも、神への信仰を再認識することです。たとえ何も感じられず、また意識にも集中できない時でも、せめて信じることができます。例えば、何十回も「父よ、今私と共にいて下さることを信じます」「キリストよ、私の側にいて下さることを信じます」「聖霊よ、私を生かして下さることを信じます」等のような言葉を繰り返す祈りの方法です。地味ではありますが、高い観想に引き寄せていただくためには、一番の近道です。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『今の自分で神を見つける』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 17)