本当の神に祈る
 多くの場合、親しみを妨げるのは、「本当の神」に語っていないからです。神について正しいイメージと概念を持つことは非常に大事で、また難しいことです。難しいというのは、神は私たちのあらゆる概念をはるかに超越しているからです。また、神も私も固定したものではなく、わたしの年齢と状況の変化によって、神御自身も違う形でつきあって下さるからです。(親が3歳と20歳の子供とでは違う形でつきあうように。)神についての固定概念は、本当の神ではなく、偶像なのです。
 多くのクリスチャンでさえ、神について誤ったイメージを持っているのです。神は自分の過失を指摘する警察官のように怖いものだと思ったりします。昔の失敗や罪を今だに記憶している神であるとか、あるいは神は「条件付きの愛」(良い子であれば愛するが、悪い子ならば愛さない)でしか愛してくれないとか……。すなわち、神と語っているのではなく、偶像に語っているのです。その時、親しみと暖かみを感じないのはかえって恵みなのです。偶像とつきあっているのに神と親しくなったと思い込むなら、大きな迷いのもとになります。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『神と親しくなるために』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 24)