人の愛から神の愛へ 2
 私に対する神の愛は、私を人から信頼され愛される者とされたところに、具体的に現れています。
 端的に表現すれば、「私のことを何もかもよく知っているその人は、私を愛し信頼してくれます。神は私をそのようにすばらしい人間にして下さった」と言うことができるでしょう。もし、私にその信頼や愛に値するものが何もなければ、その人は私をこれほど愛してくれないでしょう。
 人によって、あるいは場合によって、信頼してくれる人や、愛情・友情のあり方等、違うでしょう。親の場合には、「自分の子どもが、これほどまでに私を頼ってくる。神は私をそれに値するほどの人間にして下さった」と言えるでしょう。親子関係や夫婦関係は一番具体的な困難にぶつかるケースですが、いざとなると自分を愛し、一番知っていて受け入れてくれる人たちでもあります。
 一番自分を愛してくれたと確信できる人(親、友、司祭等)を思い出して、次のようなフレーズを神の前で繰り返すことは役に立つでしょう。「私のすべてをよく知っておられる方が、私を愛し(信頼し、頼りにし)て、すばらしい者にしてくださった。」
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『神からの愛の体験を助けるために』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 32)