恵みを受ける妨げ 2
神についての間違った知識や概念

 私たちが神に恵みを願うならそれに応じて与えて下さるとか、行いが良ければ神がその報いを与えて下さるとか、思っている人がいます。しかし、これまでの生活を振り返ってみると、私たちが受けたたくさんの恵みは、自分から願わなかったことのほうが多いのです。また、その恵みを受けてから、感謝もしていません。こんななまぬるい自分、恩知らずの自分だから、神が恵みで満たして下さるとは思わないからでしょう。それは、神が視野の狭いけちなお方であると考えてしまっていることになります。しかし、神は私たちの思いと期待をはるかに超える方です。私たちが先に神とその恵みを求めたのではなく、神が先に、私と私の愛と感謝に満ちた喜びを求めてくださるのです。神が永遠から私を深く愛し、私を求め、待ち望んで下さっているということに対する意識の欠如は、愛と感謝の念を妨げることになりえます。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『神からの愛の体験を助けるために』 より
写真: 中司 伸聡
(生活の霊性-祈りを深めるために 34)