日本にいて支援する
 「祈りと行動は共にある。祈ったその時、その祈りはもう叶えられています。あとは行動するだけです。」ある神父様の説教でした。力をいただいた言葉でした。
 私がパレスチナの女性の自立の支援を始めて、今年で10年目になります。友達のMさんが現地に赴き、女性の自立のために、伝統工芸である刺繍を商品化することを手掛けられたのがきっかけでした。Mさんを応援する、この国を知ってもらう、彼女たちの製品を販売する。これが日本での支援です。現地の家庭は父親に職がなく収入のないところが多いので、生活のためと始めたこの支援は、今では女性たちの生きる喜びにまで変わってきています。
 この国の問題は歴史的背景が絡んでいるため、簡単に解決できるものではありません。しかし、少しずつ平和へ近づいてほしいという願いは私たちにもあります。彼女たちの作る喜びが、生きる喜びが、そして日本で支えてくれている人たちがいると思ってくれるだけで、その喜びが女性たちの中に広がれば、小さな村は平和になると信じています。そして小さな村の平和が少しずつ広がっていくことを祈りながら、商品の販売に走り回っています。
 また、私たちも彼女たちと関わることにより、イエス・キリストの生誕の地イスラエルをよく知ることができ、そしてパレスチナ支援団体との交流、中東への関心の広がりをもつことができました。
 Mさん自身、いつまでもパレスチナに留まれるわけではありません。いつかMさんが、現地から出られても、彼女たちの支援を続けるためには、まだまだ問題が山積みです。しかし、祈って働けば道は開けると信じ続けたいと思います。祈りの力を信じて活動できることは幸せです。
〈広島 43歳女性 主婦〉
(出来事に聴く 74 2005/1/14)