「今時の」中学卒業式
 この3月、卒業証書授与式があった。一人一人の氏名を担任の先生が呼ぶ。呼ばれた生徒は「はい」と答え、壇上の真ん中に進み出る。校長先生が「太郎くん(花子さん)、おめでとう。良かったですね。」とお祝いの声をかけ、卒業証書を手渡す。

 学校が用意したプログラムが終了すると、司会者が「これから生徒たちの希望でバトンタッチします」と案内し、女生徒が2名司会席についた。「先生方に歌のプレゼントをしますので、伴奏と指揮の人は前に来てください」とアナウンスした。どんな曲が流れてくるだろうか、とワクワクしながら待った。意外にも「仰げば尊し」であった。先生方は、ハンカチを出して、何度も顔をぬぐっていらっしゃる。参列した私たちも、同様である。その感激もさめやらないうちに、担任の3人の先生方に寄せ書きが手渡された。何という心遣い、自分たちで考えて、準備してお礼の気持ちを見事に形に表現している「今時の」中学生を目の当たりにして、本当にこの学校にお世話になって良かったと、心から感謝した。神さま、ありがとうございます。

 翌日、子供の担任の先生が下さった「不肖○○ 語らせていただきます」という文章にもその感想が載っているので、引用する。「『時の旅人』の歌声を聴きながら、(中略)卒業式を控えながらハードスケジュールをけなげにこなしていた君たちの姿がいじらしく思え、『涙が浮かぶ』などという生易しい状態ではなく、まさに『号泣』状態になってしまった。そして思いもよらなかった『仰げば尊し』と『記念品贈呈』。君たちが自分たちの力で何かを成し遂げられるということが、まさにこの企画に象徴されていると思う。」

 学校の校訓は「人間らしく生きる」である。ミッションスクールではないが、聖霊の吹く風が、卒業証書授与式においてその実りを確実に表していた。善意の人々は神に導かれている。私たちも、聖霊の導きを敏感に感じ取って、人間らしく生きていきたい。そして、人が喜んでくれる存在になりたい。「今時の」子供たち、ありがとう!
〈50歳女性 主婦〉
* ふりかえりのヒント*
1.3月から4月にかけて、年度が変わるのに合わせて何か特別の出来事があったでしょうか。この卒業式のように、自分にとって、家族にとって、区切りとなる出来事が。それはどんなもので、どんな感じがしたでしょうか。その出来事に聴いてみましょう。
2.この出来事では、キリスト教の学校ではないけれど、聖霊の働きを感じておられます。あなたはどこで、どのように聖霊の息吹を感じたことがあるでしょうか。それはどんな感じでしょうか。聖霊の働きを聴いてみましょう。
(出来事に聴く 81 2005/4/22)