神は私の生活の中に
 日頃、私は神を意識しないで生きています。その結果、神がいつも共にいてくださることを感じないだけでなく、忘れています。
 ともすれば私は自分の生活の外に神を見つけがちです。どこかで、教会でとか、雲の上でとか・・・現実から逃避しないように、聖イグナチオはいつも「自分の生活の中で神を見つける」ということを強調しています。私の具体的な歴史こそ、神の愛の業、神が私と出会いたい場なのです。ありのままの自分。今ここでの自分。
 私はまるで、神がいなかったかのように一人で自分の生活を考え、一人で戦い、一人で悩んできました。しかし今日こそ、神を自分の中で見つけたいのです。聖書の中で、特に預言者はこのことをいつも訴えています。「彼らはたずねもしなかった。『主はどこにおられるのか・・・。』祭司たちもたずねなかった。『主はどこにおられるのか』と。」(エレミヤ2・4-9参照)
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『自分の歴史の中で神を見つける』 より
写真: 山野内 倫昭
(生活の霊性-祈りを深めるために 1)