20161208164441.jpg 2017/1/15  年間第2主日

  第一朗読  イザヤ書 49:3、5-6
(主は)わたしに言われた

あなたはわたしの僕、イスラエル

あなたによってわたしの輝きは現れる、と。
 

主の御目にわたしは重んじられている。

わたしの神こそ、わたしの力。

今や、主は言われる。

ヤコブを御もとに立ち帰らせ

イスラエルを集めるために

母の胎にあったわたしを

御自分の僕として形づくられた主はこう言われる。

わたしはあなたを僕として

ヤコブの諸部族を立ち上がらせ

イスラエルの残りの者を連れ帰らせる。

だがそれにもまして

わたしはあなたを国々の光とし

わたしの救いを地の果てまで、もたらす者とする。

第二朗読  一 コリントの信徒への手紙 1:1-3
  神の御心によって召されてキリスト・イエスの使徒となったパウロと、兄弟ソステネから、コリントにある神の教会へ、すなわち、至るところでわたしたちの主イエス・キリストの名を呼び求めているすべての人と共に、キリスト・イエスによって聖なる者とされた人々、召されて聖なる者とされた人々へ。イエス・キリストは、この人たちとわたしたちの主であります。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

福音朗読  ヨハネによる福音書 1:29-34
  (そのとき、)ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。わたしはこの方を知らなかった。しかし、この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た。」そしてヨハネは証しした。「わたしは、“霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。わたしはこの方を知らなかった。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、『“霊”が降って、ある人にとどまるのを見たら、その人が、聖霊によって洗礼を授ける人である』とわたしに言われた。わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」


黙想のヒント

 もともと、洗礼者ヨハネはイエスのいとこでした。しかし、洗礼者ヨハネはイエスのことを

「わたしはこの方を知らなかった」と説明しています。

つまり、イエスという親類の外面的な情報を熟知していたとしても、

おそらく彼のほんとうの姿を理解してはいなかったのかもしれません。

 しかし、洗礼者ヨハネはヨルダン川で、神のいつくしみのはたらきが、

たしかにイエスにおよんでいるのを実感したときに

次のように叫びます。「この方こそ神の子である!」

 

それでは、わたしたちは、どうでしょうか。

自分のまわりにいる人のなかで、たしかにはたらいている聖霊の愛情に、

はたして気づいているでしょうか。

 ところで、イエスは、洗礼者ヨハネから「神の子羊」と呼ばれています。

「神の子羊」とは、あらゆる人を生かす神のいつくしみを実現する者を意味しています。

 子羊はイスラエルの人々の生活にはなくてはならない大切な動物でした。

子羊は、神に祈りを捧げるときの最良の贈り物として、

人々のいのちを生かす食物として、

寒さを防ぐ着物をつくるための毛皮を提供してくれる生き物として、

あらゆる意味で有益な存在でした。


 イエスもまた、すべての人にとって、

神との親しい関わりを得るためになくてはならない、

かけがえのない仲介者なのです。


 聖霊。そのお方は、神の愛情のはたらきです。

つまり、ひとりひとりの心の底に、神のいつくしみのおもいが、たしかに潜んでいます。

「聖霊によって洗礼を授ける」とは、

神の愛情を燃え立たせて相手を温めながら真に生かすことです。

イエスはあらゆる人の心を目覚めさせ、いつくしみに満ちた新しい人として再出発させてくれます。

こうして神のいつくしみのおもいが広がります。

 

今日、わたしたちひとりひとりは、神から呼びかけられています。

――「あなたはわたしが大切にしている者!」。

イザヤの預言で描かれている「しもべ」とは、主人のもとで忠実に手助けをする者のことです。

そして、「イスラエル」とは、神から愛されている者という意味です。

神のいつくしみ深いおもいを自分の心に刻みつけながら、

いつくしみを広げる手伝いを忠実にこなすときに、

私たちも神と共に生きる最愛の子供であることを確認することができるのです。


 パウロの手紙のなかで描かれているように、神さまの前では、

すべてのひとが大切な子供です。ですから、わたしたちひとりひとりは神さまに向かって

心から信頼しながら「おとうさん!」と叫ぶことができるのです。

親しみのこもったつながりがあるからです。

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(日曜日のみことば 2017-01-15)
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