20170812111158.jpg 2017/9/24  年間第25主日 

  第一朗読  イザヤ書 55:6-9
主を尋ね求めよ、見いだしうるときに。

呼び求めよ、近くにいますうちに。

神に逆らう者はその道を離れ

悪を行う者はそのたくらみを捨てよ。

主に立ち帰るならば、主は憐れんでくださる。

わたしたちの神に立ち帰るならば豊かに赦してくださる。


わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり

わたしの道はあなたたちの道と異なると主は言われる。

天が地を高く超えているように

わたしの道は、あなたたちの道を

わたしの思いはあなたたちの思いを、高く超えている。


第二朗読  フィリピの信徒への手紙 1:20c-24、27a
 (皆さん、)生きるにも死ぬにも、わたしの身によってキリストが公然とあがめられるようにと切に願い、希望しています。わたしにとって、生きるとはキリストであり、死ぬことは利益なのです。けれども、肉において生き続ければ、実り多い働きができ、どちらを選ぶべきか、わたしには分かりません。この二つのことの間で、板挟みの状態です。一方では、この世を去って、キリストと共にいたいと熱望しており、この方がはるかに望ましい。だが他方では、肉にとどまる方が、あなたがたのためにもっと必要です。
 ひたすらキリストの福音にふさわしい生活を送りなさい。

 

 福音朗読  マタイによる福音書 20:1-16
(そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。)「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に立っている人々がいたので、『あなたたちもぶどう園に行きなさい。ふさわしい賃金を払ってやろう』と言った。それで、その人たちは出かけて行った。主人は、十二時ごろと三時ごろにまた出て行き、同じようにした。五時ごろにも行ってみると、ほかの人々が立っていたので、『なぜ、何もしないで一日中ここに立っているのか』と尋ねると、彼らは、『だれも雇ってくれないのです』と言った。主人は彼らに、『あなたたちもぶどう園に行きなさい』と言った。夕方になって、ぶどう園の主人は監督に、『労働者たちを呼んで、最後に来た者から始めて、最初に来た者まで順に賃金を払ってやりなさい』と言った。そこで、五時ごろに雇われた人たちが来て、一デナリオンずつ受け取った。最初に雇われた人たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思っていた。しかし、彼らも一デナリオンずつであった。それで、受け取ると、主人に不平を言った。『最後に来たこの連中は、一時間しか働きませんでした。まる一日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは。』主人はその一人に答えた。『友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。』このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」




黙想のヒント

ぶどう園で働く労働者の話は、天の国のたとえだということを忘れると、とても納得できない不思議な話になってしまうかもしれません。第一朗読のイザヤの預言にあるように、神の思いは人間の思いをはるかに高く超えているからです。


 ここに出てくる「主人」とは、もちろん神様のことで、「労働者」は私たち人間でしょう。神様の深く広く温かい親心は、正社員と同じ働きをしながら給料はその半分にも満たないというようなこの世の非正規労働者の扱いとは全く正反対の方向にあふれ出ます。神様は、何度も何度も人間たちのところに出かけて行っては、ひとりひとりを招き、その働きの長短にかかわらず、招きに応えた全員に同じように豊かに報いて下さるのです。


 長く働いた人たちは、損をしたのでしょうか。彼らは、一日の終わりには十分な報酬を得られるという希望を朝早くから与えられ、働くという喜びと充実感を一日中味わい、最初からの約束通りの十分な報酬を受け取ったのです。自分に対する神様の愛をしっかり受け取れば、感謝の念しかないでしょう。


頂いている恵みを忘れて隣と引き比べることからは、不満と不幸しか生まれません。自分に向けられた神様の恵みをしっかり受け止めて味わい、感謝することが出来る人は、隣人の幸福を共に喜ぶことが出来るでしょう。それこそが、神の国のしるしなのだと思います。


 主よどうぞ私たちに、まず、今日あなたから頂いている恵みを十分に受け止めて味わい、感謝する心をお与え下さい。また、あなたが私たちの隣人にお与えになっている恵みにも心から感謝し、喜びを分かち合うことによって、共に神の国を広げていくことが出来ますように。

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(日曜日のみことば 2017-09-24)
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