神との親しさは恵み 1
 神と親しくなれることは大きな恵みです。神は奥義そのものであり、また、物ではなく人格ですから、神御自身がご自分を私に打ち明けて下さらなければ、私一人の力では神と親しいかかわりを作ることはできないのです。従って、その恵みを切に願う他ありません。
 神との親しさは、静けさの内に、素直な心と礼拝する心に感じさせて頂けるでしょう。その恵みに心を整えて、オープンになるために、次のような3つのヒントは役に立つでしょう。

1. 神はいつもイニシアティヴを取る方

 私が神を求めるよりも、先に神の方が私を求めてくださっています。しかも、私が神を求める気持ちよりも、神の方がより情熱的に私を求めてくださるのです。私よりも、神の方がはるかに絶え間なく私を求めて下さるのです。
 「私は神を求めているのに、どうして神はわたしから隠れるのだろうか」と思い悩む人がいます。しかし、神がわたしを求めてくださることを忘れて、自分だけが神を求めているという姿勢であれば、それは錯覚であり、間違いなのです。従って、祈りの始めに、信仰の心を起こして、私を求めてくださる神に委ねることを願いたいものです。
イシドロ・リバス 著 「祈りを深めるために(その1)―自分の人生の中で―」(新世社)
『神と親しくなるために』 より
(生活の霊性-祈りを深めるために 25)