9月17日 年間第24金曜日

第一朗読  テモテへの手紙 一 6:2c-12
(愛する者よ、)これらのことを教え、勧めなさい。異なる教えを説き、わたしたちの主イエス・キリストの健全な言葉にも、信心に基づく教えにも従わない者がいれば、その者は高慢で、何も分からず、議論や口論に病みつきになっています。そこから、ねたみ、争い、中傷、邪推、絶え間ない言い争いが生じるのです。これらは、精神が腐り、真理に背を向け、信心を利得の道と考える者の間で起こるものです。もっとも、信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができないからです。食べる物と着る物があれば、わたしたちはそれで満足すべきです。金持ちになろうとする者は、誘惑、罠、無分別で有害なさまざまの欲望に陥ります。その欲望が、人を滅亡と破滅に陥れます。金銭の欲は、すべての悪の根です。金銭を追い求めるうちに信仰から迷い出て、さまざまのひどい苦しみで突き刺された者もいます。
しかし、神の人よ、あなたはこれらのことを避けなさい。正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。命を得るために、あなたは神から召され、多くの証人の前で立派に信仰を表明したのです。

福音朗読  ルカによる福音書 8:1-3
(そのとき、)イエスは神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら、町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった。悪霊を追い出して病気をいやしていただいた何人かの婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア、ヘロデの家令クザの妻ヨハナ、それにスサンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒であった。彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた。

祈りのヒント
罪を赦され、病を癒され、一人の人間として大切にされ、女性たちは縛られていた自分から解放された。本来の居場所がイエスにあることを知った女性たちは、イエスに従った。どのような背景をもっていようと、人は神を必要としている。
イエスと共に在って、愛することを知り、目的のなかったものが仕える喜びを知る。感謝の心をもって自分を差し出し、協力し合う姿に変えられていく。
イエスと同じ方向を向いて(十字架の時も)歩もうとする女性たちの姿は、神の国への道しるべ。わたしたちも従っていきたい。
(毎日のみことば 2021-09-17 )

ページ上部へ戻る