1月14日 年間第1土曜日

第一朗読  ヘブライ人への手紙 4:12-16
(皆さん、)神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができ(ます。)更に、神の御前では隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが神の目には裸であり、さらけ出されているのです。この神に対して、わたしたちは自分のことを申し述べねばなりません。
さて、わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与えられているのですから、わたしたちの公に言い表している信仰をしっかり保とうではありませんか。この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。

福音朗読  マルコによる福音書 2:13-17
(そのとき、)イエスは、再び湖のほとりに出て行かれた。群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた。そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。ファリサイ派の律法学者は、イエスが罪人や徴税人と一緒に食事をされるのを見て、弟子たちに、「どうして彼は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

祈りのヒント
罪人のわたしたちもイエスとの食事に同席させていただこう。
イエスには「罪人」「正しい人」の区別などなく、分け隔てのない自由の中で、真に分かち合える喜びがあった。
正しさから生まれる裁き、弱さをごまかす虚栄、思いどおりにならない嘆き…エゴから生じる様々な心の痛みにも、寄り添うイエスがいた。イエスの自由な愛の中で、エゴがつくり出す不自由さが解き放たれていく。
先行するイエスの愛の中で、レビのように、本当の生きる目的に目覚めて立ち上っていこう。
「わたしに従いなさい。」素直に従っていきたい。
(毎日のみことば 2023-01-14)

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