毎日のみことば
1月7日 降誕節木曜日
第一朗読 ヨハネの手紙 一 4:19-5:4
(愛する皆さん、) わたしたちが愛するのは、神がまずわたしたちを愛してくださったからです。「神を愛している」と言いながら兄弟を憎む者がいれば、それは偽り者です。目に見える兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することができません。神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。
イエスがメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。そして、生んでくださった方を愛する人は皆、その方から生まれた者をも愛します。このことから明らかなように、わたしたちが神を愛し、その掟を守るときはいつも、神の子供たちを愛します。神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。神から生まれた人は皆、世に打ち勝つからです。世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です。
福音朗読 ルカによる福音書 4:14-22a
(そのとき、)イエスは“霊”の力に満ちてガリラヤに帰られた。その評判が周りの地方一帯に広まった。イエスは諸会堂で教え、皆から尊敬を受けられた。
イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとしてお立ちになった。預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。
「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである。」
イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。そこでイエスは、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚い(た)。
祈りのヒント |
イエス様を信じる人々は皆、洗礼の時に霊によってイエスと結びつけられて、神様によって新たに生まれた者となります。聖霊の油を注がれることによって、この人たちは「クリスチャン」と呼ばれるものになりました。このような人々が集まった共同体が「教会」と呼ばれ、教会は世の中に良いしるしとなることを通して、その魅力で世界の人々を呼び集めます。良いしるしとならない教会は魅力を失った教会であり、聖霊の働く場が弱くなり傾いている教会です。今キリスト者である私はどこに目を注ぐべきでしょうか。 |
(毎日のみことば 2021-01-07) |