毎日のみことば
1月8日 降誕節水曜日
第一朗読 ヨハネの手紙 一 4:11-18
愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。
神はわたしたちに、御自分の霊を分け与えてくださいました。このことから、わたしたちが神の内にとどまり、神もわたしたちの内にとどまってくださることが分かります。わたしたちはまた、御父が御子を世の救い主として遣わされたことを見、またそのことを証ししています。イエスが神の子であることを公に言い表す人はだれでも、神がその人の内にとどまってくださり、その人も神の内にとどまります。わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。
神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。こうして、愛がわたしたちの内に全うされているので、裁きの日に確信を持つことができます。この世でわたしたちも、イエスのようであるからです。愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。なぜなら、恐れは罰を伴い、恐れる者には愛が全うされていないからです。
福音朗読 マルコによる福音書 6:45-52
(5千人に食べ物をお与えになった後、)、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。群衆と別れてから、祈るために山へ行かれた。夕方になると、舟は湖の真ん中に出ていたが、イエスだけは陸地におられた。ところが、逆風のために弟子たちが漕ぎ悩んでいるのを見て、夜が明けるころ、湖の上を歩いて弟子たちのところに行き、そばを通り過ぎようとされた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、大声で叫んだ。皆はイエスを見ておびえたのである。しかし、イエスはすぐ彼らと話し始めて、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。イエスが舟に乗り込まれると、風は静まり、弟子たちは心の中で非常に驚いた。パンの出来事を理解せず、心が鈍くなっていたからである。
祈りのヒント |
今日の福音では、イエス様が、夜が明けるころ湖の上を歩いて弟子たちのところに着きました。昨日の福音ではイエス様が群衆のために奇跡を行いましたが今日もイエス様は自分の力を表しました。パンの出来事を弟子たちはあまり理解出来ず、イエス様の力もまだ信じていませんでした。だからこそ、弟子たちは湖の上を歩いてきたのを見て驚きました。 幸せの時でも辛い時でも神がわたしたちとともにおられることは真実ですが、わたしたちが実感できるかどうかはわかりません。そのためには落ち着いて起こった出来事を思いめぐらし祈ることが大切です。そうすれば、神様の豊かな介入に気づくことが出来るかもしれません。 |
(毎日のみことば 2020-01-08) |