10月13日 年間第27金曜日

第一朗読  ヨエル書 1:13-15、2:1-2
祭司よ、粗布を腰にまとって嘆き悲しめ。祭壇に仕える者よ、泣き叫べ。神に仕える者よ、粗布をまとって夜を明かせ。
献げ物の穀物とぶどう酒は、もはや あなたたちの神の宮にもたらされることはない。断食を布告し、聖会を召集し、長老をはじめこの国の民をすべて あなたたちの神、主の神殿に集め 主に向かって嘆きの叫びをあげよ。
ああ、恐るべき日よ 主の日が近づく。全能者による破滅の日が来る。
シオンで角笛を吹き わが聖なる山で鬨(とき)の声をあげよ。この国に住む者は皆、おののけ。
主の日が来る、主の日が近づく。それは闇と暗黒の日、雲と濃霧の日である。
強大で数多い民が、山々に広がる曙の光のように襲ってくる。
このようなことは、かつて起こったことがなくこれから後も、代々再び起こることはない。

福音朗読  ルカによる福音書 11:15-26
(そのとき、イエスは悪霊どもを追い出しておられたが、人々の)中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」と言う者や、イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なり合って倒れてしまう。あなたたちは、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出していると言うけれども、サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立って行くだろうか。わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。しかし、もっと強い者が襲って来てこの人に勝つと、頼みの武具をすべて奪い取り、分捕り品を分配する。わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。」
「汚れた霊は、人から出て行くと、砂漠をうろつき、休む場所を探すが、見つからない。それで、『出て来たわが家に戻ろう』と言う。そして、戻ってみると、家は掃除をして、整えられていた。そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。」

祈りのヒント
悪霊を追い出すイエスの力を信じない人たちは、理解できないために、イエスを非難したり、もっと不思議なことが起らないかと試そうとする。
なぜそのような力が働くのかを考えようとしない。イエスを信じようとしない。
わたしたちも理解できないことが沢山あるが、それでもイエスを信じ続けよう、わからないことも委ねていこう、とする態度が求められているのではないだろうか。
信じ続ける力を願おう。
(毎日のみことば 2023-10-13)

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