10月14日 年間第28月曜日

第一朗読  ローマの信徒への手紙 1:1-7
キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び出され、召されて使徒となったパウロから、(兄弟の皆さんへ。)――この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。わたしたちはこの方により、その御名を広めてすべての異邦人を信仰による従順へと導くために、恵みを受けて使徒とされました。この異邦人の中に、イエス・キリストのものとなるように召されたあなたがたもいるのです。――神に愛され、召されて聖なる者となったローマの人たち一同へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

福音朗読  ルカによる福音書 11:29-32
(そのとき、)群衆の数がますます増えてきたので、イエスは話し始められた。「今の時代の者たちはよこしまだ。しるしを欲しがるが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。つまり、ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子も今の時代の者たちに対してしるしとなる。南の国の女王は、裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。また、ニネベの人々は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。」

祈りのヒント
人間が神に対して、誰にでもわかる神の証明(しるし)を見せよ、と求めることも、ご利益的奇跡(しるし)だけを求めることも、「よこしま」(横向き)なので、しるしの源である神に出会うことはできないのだと思う。
(自分にとって都合のよい)偉大な神の力として、しるしを求めるのではなく、しるしの源、しるしそのものであるイエスご自身に心を向けて、主とともに生きる姿勢へと、生き方を転換していくことが大切なのだろう。ニネべの人々も、南の国の女王も、異教の国の人々だが、神に心を向けて生きる生き方へと変わっていった。

主よ!わたしたちもあなたの愛の御心(しるし)を、出来事の中に、周りの自然の中に、今日一日の生活の中に、読み取り、受け入れていけますように!
ニネべの人々のように、御心に反していれば、心から回心する素直さと、南の国の女王のように、賛美と感謝を捧げる熱い心を失わず、あなたの愛の御心の道を、あなたと共に歩ませて下さい!

(毎日のみことば 2019-10-14)

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