10月23日 年間第29金曜日

第一朗読  エフェソの信徒への手紙 4:1-6
(皆さん、)主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

福音朗読  ルカによる福音書 12:54-59
(そのとき、イエスは群衆にも言われた。)「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」
「あなたがたは、何が正しいかを、どうして自分で判断しないのか。あなたを訴える人と一緒に役人のところに行くときには、途中でその人と仲直りするように努めなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官のもとに連れて行き、裁判官は看守に引き渡し、看守は牢に投げ込む。言っておくが、最後の一レプトンを返すまで、決してそこから出ることはできない。」

祈りのヒント
誰かに支配されているとき、正しい判断はできません。自分を守るために心も知恵も殺すからです。でも、わたしは神に造られ自由意志を与えられた人間です。イエスはおっしゃいます。「恐れるな」と。イエスが共にいて助けてくださいます。さあ、勇気を出して、言うべきことを言い、すべきことを行いましょう。イエスへの信頼こそがわたしの力であり、わたしの心を生かすのです。
(毎日のみことば 2020-10-23)

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