10月4日 聖フランシスコ(アシジ)修道者 

第一朗読  ヨブ記 38:1、12-21、40:3-5
主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。
お前は一生に一度でも朝に命令し 曙に役割を指示したことがあるか
大地の縁をつかんで 神に逆らう者どもを地上から払い落とせと。
大地は粘土に型を押していくように姿を変え すべては装われて現れる。
しかし、悪者どもにはその光も拒まれ 振り上げた腕は折られる。
お前は海の湧き出るところまで行き着き 深淵の底を行き巡ったことがあるか。
死の門がお前に姿を見せ 死の闇の門を見たことがあるか。
お前はまた、大地の広がりを隅々まで調べたことがあるか。
そのすべてを知っているなら言ってみよ。
光が住んでいるのはどの方向か。
暗黒の住みかはどこか。光をその境にまで連れていけるか。暗黒の住みかに至る道を知っているか。
そのときお前は既に生まれていて 人生の日数も多いと言うのなら これらのことを知っているはずだ。
ヨブは主に答えて言った。わたしは軽々しくものを申しました。
どうしてあなたに反論などできましょう。わたしはこの口に手を置きます。
ひと言語りましたが、もう主張いたしません。
ふた言申しましたが、もう繰り返しません。

福音朗読  ルカによる福音書 10:13-16
(そのとき、イエスは言われた。)「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところでなされた奇跡がティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰の中に座って悔い改めたにちがいない。しかし、裁きの時には、お前たちよりまだティルスやシドンの方が軽い罰で済む。また、カファルナウム、お前は、天にまで上げられるとでも思っているのか。陰府にまで落とされるのだ。
あなたがたに耳を傾ける者は、わたしに耳を傾け、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。わたしを拒む者は、わたしを遣わされた方を拒むのである。」

祈りのヒント
イエスは72人に責任を負わせない。彼らが語る言葉はイエスの言葉。イエスの言葉は父なる神の言葉。個々の力量で悔い改めさせるのではないのだ。それでもあからさまに拒絶されれば辛いし、傷つくだろう。イエスの強い言葉の裏には72人への気遣いが感じられる。
(毎日のみことば 2024-10-04)

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