10月5日 年間第26土曜日

第一朗読  ヨブ記 42:1-3、5-6、12-17
ヨブは主に答えて言った。
あなたは全能であり 御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。
「これは何者か。知識もないのに 神の経綸を隠そうとするとは。」
そのとおりです。わたしには理解できず、わたしの知識を超えた 驚くべき御業をあげつらっておりました。
あなたのことを、耳にしてはおりました。しかし今、この目であなたを仰ぎ見ます。
それゆえ、わたしは塵と灰の上に伏し 自分を退け、悔い改めます。
主はその後のヨブを以前にも増して祝福された。ヨブは、羊一万四千匹、らくだ六千頭、牛一千くびき、雌ろば一千頭を持つことになった。彼はまた七人の息子と三人の娘をもうけ、長女をエミマ、次女をケツィア、三女をケレン・プクと名付けた。ヨブの娘たちのように美しい娘は国中どこにもいなかった。彼女らもその兄弟と共に父の財産の分け前を受けた。ヨブはその後百四十年生き、子、孫、四代の先まで見ることができた。ヨブは長寿を保ち、老いて死んだ。

福音朗読  ルカによる福音書 10:17-24
(そのとき、)七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない。しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」
そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る者はなく、父がどういう方であるかを知る者は、子と、子が示そうと思う者のほかには、だれもいません。」それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。「あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。言っておくが、多くの預言者や王たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

祈りのヒント
聖霊によって喜びにあふれ、神を賛美するイエス。「三位一体」を言葉で説明するのは難しいが、この福音の場面からは父と子と聖霊の完全な一致が感じられる。私も72人のなかの一人になって、目の前のイエスの姿を目にも心にも焼き付けておきたい。
(毎日のみことば 2024-10-05)

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