10月5日 年間第26金曜日

第一朗読  ヨブ記 38:1、12-21、40:3-5
主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。
お前は一生に一度でも朝に命令し曙に役割を指示したことがあるか
大地の縁をつかんで
神に逆らう者どもを地上から払い落とせと。
大地は粘土に型を押していくように姿を変え
すべては装われて現れる。
しかし、悪者どもにはその光も拒まれ
振り上げた腕は折られる。

お前は海の湧き出るところまで行き着き
深淵の底を行き巡ったことがあるか。
死の門がお前に姿を見せ
死の闇の門を見たことがあるか。
お前はまた、大地の広がりを隅々まで調べたことがあるか。
そのすべてを知っているなら言ってみよ。

光が住んでいるのはどの方向か。
暗黒の住みかはどこか。
光をその境にまで連れていけるか。
暗黒の住みかに至る道を知っているか。
そのときお前は既に生まれていて
人生の日数も多いと言うのなら
これらのことを知っているはずだ。

ヨブは主に答えて言った。

わたしは軽々しくものを申しました。
どうしてあなたに反論などできましょう。
わたしはこの口に手を置きます。
ひと言語りましたが、もう主張いたしません。
ふた言申しましたが、もう繰り返しません。

福音朗読  ルカによる福音書 10:13-16
(そのとき、イエスは言われた。)「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところでなされた奇跡がティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰の中に座って悔い改めたにちがいない。しかし、裁きの時には、お前たちよりまだティルスやシドンの方が軽い罰で済む。また、カファルナウム、お前は、天にまで上げられるとでも思っているのか。陰府にまで落とされるのだ。
あなたがたに耳を傾ける者は、わたしに耳を傾け、あなたがたを拒む者は、わたしを拒むのである。わたしを拒む者は、わたしを遣わされた方を拒むのである。」

祈りのヒント
驕慢な人は何事にも簡単に満足することができない人ではないかと思われます。「私はなんとかして頑張ってここまで来たのに、たかがこれくらいで満足しろというのか。」何にも飽き足りない気持ちこそ、目を覆わせることに他ならないのです。

今日の福音でイエス様から呪いの警告を受けるコラジンとベトサイダとカファルナウムの人々は、自分たちの弱さと限界を認めていない人でした。高慢な彼らはイエスに福音の嬉しいニュースを聞いても悔い改めず疑いました。彼らはイエスの奇跡を目撃した後も、神の子を信じませんでした。イエスは彼らを厳しく叱って新しい気持ちであなたが従うことを要求しておられます。私たちも、福音を聞いたら過去の自分のことに安住しないで、イエス様に向かって進んで行きましょう。

(毎日のみことば 2018-10-05)

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