毎日のみことば
11月12日 聖ヨサファト司教殉教者

第一朗読 知恵の書 6:1-11
王たちよ、聞いて悟るがよい。地の果てまで治める者たちよ、学ぶがよい。多くの人々を支配し、その国々の数を誇る者たちよ、耳を傾けよ、あなたたちの権力は主から、支配権はいと高き方から与えられている。主はあなたたちの業を調べ、計画を探られる。あなたたちは国に仕える身でいながら正しい裁きをせず、掟を守らず、神の御旨にそって歩まなかった。神は恐るべき姿で直ちにあなたたちに臨まれる。上に立つ者は厳しく裁かれるのだ。最も小さな者は憐れみを受けるにふさわしい。しかし、力ある者は力による取り調べを受ける。万物の主はだれの顔色もうかがわず、強大な者をも恐れない。大いなる者も小さな者も、御自分が造り、万物を公平に計らっておられるからだ。しかし、権力者には厳しい吟味が行われる。支配者たちよ、わたしはあなたたちに言う。知恵を学び、職務にもとることがないように。聖なる掟を聖なる手段で守る者は、聖とされ、掟を学んだ者には弁明の道が開かれる。わたしの言葉を熱心に求め、慕うがよい。そうすれば教訓が身につくだろう。
福音朗読 ルカによる福音 17:11-19
イエスはエルサレムへ上る途中、サマリアとガリラヤの間を通られた。ある村に入ると、重い皮膚病を患っている十人の人が出迎え、遠くの方に立ち止まったまま、声を張り上げて、「イエスさま、先生、どうか、わたしたちを憐れんでください」と言った。イエスは重い皮膚病を患っている人たちを見て、「祭司たちのところに行って、体を見せなさい」と言われた。彼らは、そこへ行く途中で清くされた。その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。そこで、イエスは言われた。「清くされたのは十人ではなかったか。ほかの九人はどこにいるのか。この外国人のほかに、神を賛美するために戻って来た者はいないのか。」それから、イエスはその人に言われた。「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」
| 祈りのヒント |
| わたしはこの箇所に屁理屈を言いたい。10人の切実な願いにイエスは心を動かされ、「祭司のところに行きなさい」と指示する。10人は祭司のところへ向かった。途中、清められたことがわかって、なおさら祭司のところへ急いだことだろう。そして、すぐにイエスに感謝を伝えに戻ったのではないだろうか。サマリア人は祭司のところへ行く途中、イエスのところへ戻った。そして祭司のところへ向かったのだろう。この順番、どちらが良い悪いはないのではないか、と思ってしまうのである。皆さまはいかがであろうか。 |
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| (毎日のみことば 2025-11-12) |

