11月14日 年間第32土曜日

第一朗読  ヨハネの手紙 三5-8
愛する者よ、あなたは、兄弟たち、それも、よそから来た人たちのために誠意をもって尽くしています。彼らは教会であなたの愛を証ししました。どうか、神に喜ばれるように、彼らを送り出してください。この人たちは、御名のために旅に出た人で、異邦人からは何ももらっていません。だから、わたしたちはこのような人たちを助けるべきです。そうすれば、真理のために共に働く者となるのです。

福音朗読  ルカによる福音書 18:1-8
(そのとき、)イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。「ある町に、神を畏れず人を人とも思わない裁判官がいた。ところが、その町に一人のやもめがいて、裁判官のところに来ては、『相手を裁いて、わたしを守ってください』と言っていた。裁判官は、しばらくの間は取り合おうとしなかった。しかし、その後に考えた。『自分は神など畏れないし、人を人とも思わない。しかし、あのやもめは、うるさくてかなわないから、彼女のために裁判をしてやろう。さもないと、ひっきりなしにやって来て、わたしをさんざんな目に遭わすにちがいない。』」それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。」

祈りのヒント
やもめの執拗な関わりが、神にも人にも左右されないと自負する裁判官を動かした。関わりの持つ力の大きさ、不思議さを感じる。祈りは、神と関わること。苦しい困難な状況のなかで、祈っても、祈っても、応答がないと感じる時、わたしたちは落胆し、神との関わりを閉ざしてしまうが、神がわたしたちとの関わりを絶つことはない。わたしが勝手に絶望しても、神に絶望はない。
神を信頼しよう!やもめのように気を落とさずに、神に祈り求めていこう。どんな時も、地上に希望を見出せるように!
(毎日のみことば 2020-11-14)

ページ上部へ戻る