11月16日 年間第32金曜日

第一朗読  二 ヨハネの手紙 4-9
(選ばれた婦人よ、)あなたの子供たちの中に、わたしたちが御父から受けた掟どおりに、真理に歩んでいる人がいるのを知って、大変うれしく思いました。さて、婦人よ、あなたにお願いしたいことがあります。わたしが書くのは新しい掟ではなく、初めからわたしたちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。愛とは、御父の掟に従って歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです。このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そうとしません。こういう者は人を惑わす者、反キリストです。気をつけて、わたしたちが努力して得たものを失うことなく、豊かな報いを受けるようにしなさい。だれであろうと、キリストの教えを越えて、これにとどまらない者は、神に結ばれていません。その教えにとどまっている人にこそ、御父も御子もおられます。

福音朗読  ルカによる福音書 17:26-37
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。ロトの時代にも同じようなことが起こった。人々は食べたり飲んだり、買ったり売ったり、植えたり建てたりしていたが、ロトがソドムから出て行ったその日に、火と硫黄が天から降ってきて、一人残らず滅ぼしてしまった。人の子が現れる日にも、同じことが起こる。その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。ロトの妻のことを思い出しなさい。自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。言っておくが、その夜一つの寝室に二人の男が寝ていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。二人の女が一緒に臼をひいていれば、一人は連れて行かれ、他の一人は残される。」そこで弟子たちが、「主よ、それはどこで起こるのですか」と言った。イエスは言われた。「死体のある所には、はげ鷹も集まるものだ。」

祈りのヒント
今日の福音はなかなか難しくて、どのように読めば良いのか迷います。ただ確かなことは、どのような状況に陥ったとしてもそれを受け止めること、 自分の思いとは違ったことになったとしても、まずそれを受け止めること。しかし、ただ受け止めるだけではなく、それが神さまからのどのようなしるしなのか、そして本当に神さまからのしるしなのか、見極めていくことが大事でしょう。そのためには常日頃から、自分の力による判断ではなく、神さまの力をお借りしての判断をしていきましょう。神さまがわたしにすべてのことから恵みと力を与えてくださり、わたしはそれを感じ取る敏感さが養われますように。 そして、ここぞという場面で、発揮されますように。
(毎日のみことば 2018-11-16)

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