11月2日 死者の日

第一朗読  知恵の書 3:1-6、9
神に従う人の魂は神の手で守られ、もはやいかなる責め苦も受けることはない。
愚か者たちの目には彼らは死んだ者と映り、この世からの旅立ちは災い、自分たちからの離別は破滅に見えた。
ところが彼らは平和のうちにいる。人間の目には懲らしめを受けたように見えても、不滅への大いなる希望が彼らにはある。
わずかな試練を受けた後、豊かな恵みを得る。神が彼らを試し、御自分にふさわしい者と判断されたからである。
るつぼの中の金のように神は彼らをえり分け、焼き尽くすいけにえの献げ物として受け入れられた。
主に依り頼む人は真理を悟り、信じる人は主の愛のうちに主と共に生きる。主に清められた人々には恵みと憐れみがあり、主に選ばれた人は主の訪れを受けるからである。

(または ローマの教会への手紙 8:31-35、37-39)

福音朗読  ヨハネによる福音書 6:37-40
(そのとき、イエスは人々に言われた。)「父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」

祈りのヒント
目を閉じて今死にゆく人々を思い起こしてみる。戦争や暴力の犠牲者、飢えや貧困のために亡くなっていく子どもたち、孤独のうちに人生を終えていく人たち、自然災害や猛暑のために死にゆく人々などが走馬灯のように浮かんでは消えていく。神の慈しみが彼らを包んでいく。死者のために祈ると同時にわたしが今求められていくことを考えていく。
(毎日のみことば 2024-11-02)

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