11月25日 年間第34水曜日

第一朗読  ヨハネの黙示録 15:1-4
わたし(ヨハネは、)天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。七人の天使が最後の七つの災いを携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである。
わたしはまた、火が混じったガラスの海のようなものを見た。更に、獣に勝ち、その像に勝ち、またその名の数字に勝った者たちを見た。彼らは神の竪琴を手にして、このガラスの海の岸に立っていた。彼らは、神の僕モーセの歌と小羊の歌とをうたった。
「全能者である神、主よ、あなたの業は偉大で、驚くべきもの。諸国の民の王よ、あなたの道は正しく、また、真実なもの。
主よ、だれがあなたの名を畏れず、たたえずにおられましょうか。聖なる方は、あなただけ。
すべての国民が、来て、あなたの前にひれ伏すでしょう。あなたの正しい裁きが、明らかになったからです。」

福音朗読  ルカによる福音書 21:12-19
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。それはあなたがたにとって証しをする機会となる。だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。中には殺される者もいる。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」

祈りのヒント
イエスは言います、「言葉と知恵を授けるから、前もって準備はしなくていい」と。
「こうあるべきだ」、「これが普通」、「こうなるのが幸せ」…社会が押し付けてくる価値観に振り回されそうになる時、それに悩むことも、無理に抵抗することもせず、まっさらな自分になった時、イエスは、本当に大切なものを教えてくれるのかもしれません。
(毎日のみことば 2020-11-25)

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