11月29日 待降節第1火曜日

第一朗読  イザヤ書 11:1-10
(その日、)エッサイの株からひとつの芽が萌えいで その根からひとつの若枝が育ち その上に主の霊がとどまる。
知恵と識別の霊 思慮と勇気の霊 主を知り、畏れ敬う霊。 彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。
目に見えるところによって裁きを行わず 耳にするところによって弁護することはない。
弱い人のために正当な裁きを行い この地の貧しい人を公平に弁護する。
その口の鞭をもって地を打ち唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。
正義をその腰の帯とし 真実をその身に帯びる。
狼は小羊と共に宿り 豹は子山羊と共に伏す。子牛は若獅子と共に育ち 小さい子供がそれらを導く。
牛も熊も共に草をはみ その子らは共に伏し 獅子も牛もひとしく干し草を食らう。
乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ 幼子は蝮の巣に手を入れる。わたしの聖なる山においては 何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。水が海を覆っているように 大地は主を知る知識で満たされる。
その日が来ればエッサイの根は すべての民の旗印として立てられ 国々はそれを求めて集う。
そのとどまるところは栄光に輝く。

福音朗読  ルカによる福音 10:21-24
そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る者はなく、父がどういう方であるかを知る者は、子と、子が示そうと思う者のほかには、だれもいません。」それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。「あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。言っておくが、多くの預言者や王たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

祈りのヒント
「あなたがたの見ているものを見る目は幸い」とイエスは言われます。弟子たちは、イエスと同じ時代に同じ場所に生まれ、イエスに出会うことで、それが実現しました。私たちも、時や場所を越えて、復活のイエスに出会うことで、幸いなものを見る人となれますように。
(毎日のみことば 2022-11-29)

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