11月8日 年間第32月曜日

第一朗読  知恵の書 1:1-7
国を治める者たちよ、義を愛せよ、善良な心で主を思い、素直な心で主を求めよ。主を試すことをしない人は主を見いだし、不信を抱かない人に主は御自身を示される。よこしまな考えは人を神から遠ざけ、主の力は、試そうとする愚か者の罪深さを暴く。
知恵は悪を行う魂には入らず、罪のとりこになっている体には住み着かない。人を教え導く聖なる霊は、偽りを避け、愚かな考えからは遠ざかり、不正に出会えばそれを嫌う。
知恵は人間を慈しむ霊である。しかし、神を汚す者を赦さない。神は人の思いを知り、心を正しく見抜き、人の言葉をすべて聞いておられる。主の霊は全地に満ち、すべてをつかさどり、あらゆる言葉を知っておられる。

福音朗読  ルカによる福音書 17:1-6
(そのとき、)イエスは弟子たちに言われた。「つまずきは避けられない。だが、それをもたらす者は不幸である。そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がましである。あなたがたも気をつけなさい。もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい。一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」
使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。」

祈りのヒント
他人から戒めを受けて悔い改めることや、悔い改めが口先だけのような人を何回も赦すことが難しいのは、自分を基準にしているからだろう。神は、人の限界を超える大きな愛で何度でも赦し、その都度、わたしたちは神との関係を回復することができる。
「赦してやりなさい。」兄弟を信じる心は、初めは小さくても、神の恵みの中で、桑の木が海に根を下ろすほどの大きな力(愛)に成長していく。赦し合って神とつながり続けよう。人を「つまずかせ」て、神との関係を壊していく悪霊の仕事には、加担しないように!
(毎日のみことば 2021-11-08 )

ページ上部へ戻る