毎日のみことば
12月10日 待降節第2土曜日
第一朗読 シラ書 48:1-4、9-11
(そのころ、)火のような預言者エリヤが登場した。彼の言葉は松明のように燃えていた。彼は人々に飢饉をもたらし、その熱意をもって人々の数を減らした。彼は主の言葉によって天を閉ざし、三度、火を降らせた。エリヤよ、あなたはその驚くべき業のゆえに、どれほどほめたたえられたことだろうか。あなたと等しく誇りうる者があろうか。あなたは火の旋風に包まれ、火の馬の引く車に乗せられ天に上げられた。あなたは、書き記されているとおり、定められた時に備える者。神の怒りが激しくなる前に、これを静め、父の心を子に向けさせ、ヤコブの諸部族を立て直す者。あなたを見る者、また、愛のうちに眠りについた者は幸いである。確かに、わたしたちも生きるであろう。
福音朗読 マタイによる福音 17:10-13
(山を下りるとき、弟子たちは)イエスに、「なぜ、律法学者は、まずエリヤが来るはずだと言っているのでしょうか」と尋ねた。イエスはお答えになった。「確かにエリヤが来て、すべてを元どおりにする。言っておくが、エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、好きなようにあしらったのである。人の子も、そのように人々から苦しめられることになる。」そのとき、弟子たちは、イエスが洗礼者ヨハネのことを言われたのだと悟った。
祈りのヒント |
「まず、エリヤが来る。」「エリヤは既に来たのだ。人々は彼を認めず、……。」この言葉は、今を生きることの大切さを強調する。時代のサインに耳を傾けることの大切さを教えてくれる。キリスト者の生活において、日常の中で神の顕現を見極めるよう、注意深くなることが求められている。 |
(毎日のみことば 2022-12-10) |