12月14日 聖ヨハネ(十字架の)司祭教会博士

第一朗読  ゼファニヤ書 3:1-2、9-13
(主は言われる。)災いだ、反逆と汚れに満ちた暴虐の都は。
この都は神の声を聞かず 戒めを受け入れなかった。主に信頼せず、神に近づこうとしなかった。
その後、わたしは諸国の民に 清い唇を与える。彼らは皆、主の名を唱え一つとなって主に仕える。
クシュの川の向こうから わたしを礼拝する者 かつてわたしが散らした民が わたしのもとに献げ物を携えて来る。
その日には、お前はもはや わたしに背いて行った、いかなる悪事のゆえにも 辱められることはない。
そのとき、わたしはお前のうちから 勝ち誇る兵士を追い払う。お前は、再びわが聖なる山で 驕り高ぶることはない。
わたしはお前の中に 苦しめられ、卑しめられた民を残す。彼らは主の名を避け所とする。
イスラエルの残りの者は、不正を行わず、偽りを語らない。その口に、欺く舌は見いだされない。
彼らは養われて憩い 彼らを脅かす者はない。

福音朗読  マタイによる福音書 21:28-32
(そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに言われた。)「ところで、あなたたちはどう思うか。ある人に息子が二人いたが、彼は兄のところへ行き、『子よ、今日、ぶどう園へ行って働きなさい』と言った。兄は『いやです』と答えたが、後で考え直して出かけた。弟のところへも行って、同じことを言うと、弟は『お父さん、承知しました』と答えたが、出かけなかった。この二人のうち、どちらが父親の望みどおりにしたか。」彼らが「兄の方です」と言うと、イエスは言われた。「はっきり言っておく。徴税人や娼婦たちの方が、あなたたちより先に神の国に入るだろう。なぜなら、ヨハネが来て義の道を示したのに、あなたたちは彼を信ぜず、徴税人や娼婦たちは信じたからだ。あなたたちはそれを見ても、後で考え直して彼を信じようとしなかった。」

祈りのヒント
今日の福音のような経験が身近に誰しもあるのではないだろうか。
あとで気持ちが変わって応じてみたり、口先だけでOKを出しあとで嫌になってみたり……。
昨日と同様、今日も自分の発する言葉への責任が問われているが、それプラス「考え直す」という言葉も大切なようだ。「考え直す」という言葉の意味を味わいたい。
(毎日のみことば 2021-12-14 )

ページ上部へ戻る