12月9日 待降節第2火曜日

第一朗読  イザヤの預言 40:1-11
慰めよ、わたしの民を慰めよとあなたたちの神は言われる。エルサレムの心に語りかけ,彼女に呼びかけよ苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。罪のすべてに倍する報いを主の御手から受けた、と。
呼びかける声がある。主のために、荒れ野に道を備えわたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。主の栄光がこうして現れるのを肉なる者は共に見る。主の口がこう宣言される。呼びかけよ、と声は言う。わたしは言う、何と呼びかけたらよいのか、と。肉なる者は皆、草に等しい。永らえても、すべては野の花のようなもの。草は枯れ、花はしぼむ。主の風が吹きつけたのだ。この民は草に等しい。草は枯れ、花はしぼむがわたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。
高い山に登れ良い知らせをシオンに伝える者よ。力を振るって声をあげよ良い知らせをエルサレムに伝える者よ。声をあげよ、恐れるなユダの町々に告げよ。見よ、あなたたちの神 見よ、主なる神。彼は力を帯びて来られ、御腕をもって統治される。見よ、主のかち得られたものは御もとに従い、主の働きの実りは御前を進む。主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。

福音朗読  マタイによる福音 18:12-14
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」

祈りのヒント
ある人だけが1匹の小さな者ではなく、わたしたち各々が、その時々の様々な理由や状況でつまずいてしまう小さな者。その一人ひとりの存在を、命がけで大切にするイエスの愛の心を、わたし自身はどれほど知り、大切にしているか?
神はご自分との交わりから離れてしまうことを望まない。100匹は神の愛の連帯の中に生きている。
誰が迷い出ても、その存在を尊重しながら、神への立ち返りを祈り合っていこう!
(毎日のみことば 2025-12-09)

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