2月10日 聖スコラスチカおとめ

第一朗読  列王記 上 8:1-7、9-13
(その日、)ソロモンは、そこでイスラエルの長老、すべての部族長、イスラエル人諸家系の首長をエルサレムの自分のもとに召集した。「ダビデの町」シオンから主の契約の箱を担ぎ上るためであった。エタニムの月、すなわち第七の月の祭りに、すべてのイスラエル人がソロモン王のもとに集まった。イスラエルの全長老が到着すると、祭司たちはその箱を担ぎ、主の箱のみならず臨在の幕屋も、幕屋にあった聖なる祭具もすべて担ぎ上った。祭司たちはレビ人たちと共にこれらのものを担ぎ上った。ソロモン王は、彼のもとに集まったイスラエルの全共同体と共に、その箱の前でいけにえとして羊や牛をささげた。その数はあまりにも多く、調べることも数えることもできなかった。祭司たちは主の契約の箱を定められた場所、至聖所と言われる神殿の内陣に運び入れ、ケルビムの翼の下に安置した。ケルビムは箱のある場所の上に翼を広げ、その箱と担ぎ棒の上を覆うかたちになった。箱の中には石の板二枚のほか何もなかった。この石の板は、主がエジプトの地から出たイスラエル人と契約を結ばれたとき、ホレブでモーセがそこに納めたものである。
祭司たちが聖所から出ると、雲が主の神殿に満ちた。その雲のために祭司たちは奉仕を続けることができなかった。主の栄光が主の神殿に満ちたからである。ソロモンはそのときこう言った。「主は、密雲の中にとどまる、と仰せになった。荘厳な神殿を、いつの世にもとどまっていただける聖所を、わたしはあなたのために建てました。」

福音朗読  マルコによる福音書 6:53-6:56
(そのとき、イエスと弟子たちは)湖を渡り、ゲネサレトという土地に着いて舟をつないだ。一行が舟から上がると、すぐに人々はイエスと知って、その地方をくまなく走り回り、どこでもイエスがおられると聞けば、そこへ病人を床に乗せて運び始めた。村でも町でも里でも、イエスが入って行かれると、病人を広場に置き、せめてその服のすそにでも触れさせてほしいと願った。触れた者は皆いやされた。

祈りのヒント
神の癒しが、広場でなされた。女や子供、異邦人もいる。柱も天井もない。イエスに触れる条件もない。わたしたちの病室でさえ、誰もがイエスに触れることができる広場ではないか? 恵みを願い、イエスに触れさせていただこう。病に覆われ、固まってしまった心に、イエスのあたたかさが染みとおる。苦しいと喘ぐ心身の丸ごとが、イエスに受けとめられ、支えられていると気づくとき、イエスにつながる命の喜びが、ジワジワ湧いてくる。柔らかい心で、この喜びを大切に生きてみよう!治っても、治らなくても…、「触れた者は皆いやされた」
(毎日のみことば 2020-02-10)

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