2月12日 年間第6月曜日

第一朗読  ヤコブの手紙 1:1-11
神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。
わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。あなたがたの中で知恵の欠けている人がいれば、だれにでも惜しみなくとがめだてしないでお与えになる神に願いなさい。そうすれば、与えられます。いささかも疑わず、信仰をもって願いなさい。疑う者は、風に吹かれて揺れ動く海の波に似ています。そういう人は、主から何かいただけると思ってはなりません。心が定まらず、生き方全体に安定を欠く人です。
貧しい兄弟は、自分が高められることを誇りに思いなさい。また、富んでいる者は、自分が低くされることを誇りに思いなさい。富んでいる者は草花のように滅び去るからです。日が昇り熱風が吹きつけると、草は枯れ、花は散り、その美しさは枯れてしまいます。同じように、富んでいる者も、人生の半ばで消え失せるのです。

福音朗読  マルコによる福音書 8:11-13
(そのとき、)ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。

祈りのヒント
自分の目で見なければ、自分の体で感じなければ信じることができないファイサイ派の人々。
これを自分に投影させてみると、もしかしたらファリサイ派と同じ状況になっていないでしょうか。見えなくても、感じられなくても、ただただ素直に信じる。この行為が一番尊いのです。
主よ、わたしが「信じる」ことだけを受け入れることができますように。
(毎日のみことば 2024-02-12)

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