2月17日 灰の式後の土曜日

第一朗読  イザヤ書 58:9b-14
(主は言われる。)軛を負わすこと、指をさすこと
呪いの言葉をはくことを
あなたの中から取り去るなら
飢えている人に心を配り
苦しめられている人の願いを満たすなら
あなたの光は、闇の中に輝き出で
あなたを包む闇は、真昼のようになる。
主は常にあなたを導き
焼けつく地であなたの渇きをいやし
骨に力を与えてくださる。
あなたは潤された園、水の涸れない泉となる。
人々はあなたの古い廃虚を築き直し
あなたは代々の礎を据え直す。
人はあなたを「城壁の破れを直す者」と呼び
「道を直して、人を再び住まわせる者」と呼ぶ。
安息日に歩き回ることをやめ
わたしの聖なる日にしたい事をするのをやめ
安息日を喜びの日と呼び
主の聖日を尊ぶべき日と呼び
これを尊び、旅をするのをやめ
したいことをし続けず、取り引きを慎むなら
そのとき、あなたは主を喜びとする。
わたしはあなたに地の聖なる高台を支配させ
父祖ヤコブの嗣業を享受させる。
主の口がこう宣言される。

福音朗読  ルカによる福音書 5:27-32
(そのとき、イエスは、)レビという徴税人が収税所に座っているのを見て、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は何もかも捨てて立ち上がり、イエスに従った。そして、自分の家でイエスのために盛大な宴会を催した。そこには徴税人やほかの人々が大勢いて、一緒に席に着いていた。ファリサイ派の人々やその派の律法学者たちはつぶやいて、イエスの弟子たちに言った。「なぜ、あなたたちは、徴税人や罪人などと一緒に飲んだり食べたりするのか。」イエスはお答えになった。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」

祈りのヒント
レビの人生を新しい一歩へ突き動かしていったのは、「わたしに従いなさい」というイエスの言葉!
イエスに受け入れられる喜び! イエスを受け入れることができた喜び!
その喜びこそ、食卓を提供し、人々と分かち合う原動力になるのだろう。
イエスに出会う前と、イエスに出会った後のレビの心の大きな違いを、感じ取り、味わってみたい。
イエスのいる嬉しさ、安心、晴れ晴れした心の明るさが広がっていくだろう。
ファリサイ派の人のように、相手の心の喜びや、変化を感じとれない自分も味わってみたい。
イライラした、不愉快な気持ちが、出口なく、鬱積していくだろう。
心の交わりを断ち切る不幸を、自分でつくり出さないようにしたい。
食卓の自分の席をイエスに明け渡し、心の真ん中にイエスを迎え入れよう!
イエスのいる喜びが、罪人のわたしの心も変えていく!

主よ! あなたに用いられる真の人生に導いて下さい!

(毎日の聖書 2018-02-17)

ページ上部へ戻る