毎日のみことば
2月22日 灰の水曜日
第一朗読 ヨエル書 2:12-18
主は言われる。
「今こそ、心からわたしに立ち帰れ 断食し、泣き悲しんで。衣を裂くのではなく お前たちの心を引き裂け。」
あなたたちの神、主に立ち帰れ。主は恵みに満ち、憐れみ深く 忍耐強く、慈しみに富み、くだした災いを悔いられるからだ。あるいは、主が思い直され その後に祝福を残し、あなたたちの神、主にささげる穀物とぶどう酒を 残してくださるかもしれない。
シオンで角笛を吹き 断食を布告し、聖会を召集せよ。民を呼び集め、会衆を聖別し 長老を集合させよ。
幼子、乳飲み子を呼び集め、花婿を控えの間から 花嫁を祝いの部屋から呼び出せ。祭司は神殿の入り口と祭壇の間で泣き主に仕える者は言うがよい。「主よ、あなたの民を憐れんでください。あなたの嗣業である民を恥に落とさず、国々の嘲りの種としないでください。『彼らの神はどこにいるのか』となぜ諸国の民に言わせておかれるのですか。」
そのとき 主は御自分の国を強く愛し その民を深く憐れまれた。
第二朗読 コリントの信徒への手紙 二 5:20-6:2
(皆さん、)神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。なぜなら、「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」
と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。
福音朗読 マタイによる福音書 6:1-6、16-18
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。
だから、あなたは施しをするときには、偽善者たちが人からほめられようと会堂や街角でするように、自分の前でラッパを吹き鳴らしてはならない。はっきりあなたがたに言っておく。彼らは既に報いを受けている。施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。
祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
断食するときには、あなたがたは偽善者のように沈んだ顔つきをしてはならない。偽善者は、断食しているのを人に見てもらおうと、顔を見苦しくする。はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。あなたは、断食するとき、頭に油をつけ、顔を洗いなさい。それは、あなたの断食が人に気づかれず、隠れたところにおられるあなたの父に見ていただくためである。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」
祈りのヒント |
私たちは人からほめられたり少しでも高く評価されようと無理をし続け、疲れています。幸せを求めているはずなのに、かえって苦しんでいるのです。今日のイエスのメッセージは、そんな私たちを真の自由へ導いてくれます。
ありのままの私たちを愛してくださる神のもとに帰りましょう。信じるべきものは、隠れたことを見ておられ、報いてくださる神の愛。信仰の恵みを願いましょう。 |
(毎日のみことば 2023-02-22) |