2月25日 四旬節第1木曜日

第一朗読  エステル記(ギリシア語) C12、14-16、23-25
(その日、)王妃エステルは死の苦悩に襲われて、主に寄りすがった。 そして、イスラエルの神である主に祈った。
「主よ、わたしたちの王よ、あなたは唯一なるお方、あなたのほかに助け手を持たない、ただひとりでいるわたしを助けてください。 危険が身近に迫っています。 わたしは生まれた時から、わが先祖の部族の中で聞かされてきました。主よ、あなたはイスラエルを万民の中から、我らの先祖をすべての先祖の中から選んで 御自分の永久の遺産とし、イスラエルに約束したことを実現されたと。 主よ、思い起こしてください。この悩みの時、あなた御自身をお示しください。神々を支配し、すべての主権を握る王よ、わたしに勇気をお与えください。このわたしに獅子の前で雄弁な言葉を語らせ、その心を変えて我らに戦いを挑む者を憎ませ、その仲間と共に葬り去ってください。 御手をもってわたしたちを救ってください。主よ、あなたのほかに頼るもののない、ただひとりでいるわたしを助けてください。あなたはすべてをご存じです。」

福音朗読  マタイによる福音書 7:7-12
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

祈りのヒント
 「喜び」は何処から来るのだろうか。祈りの中で喜びを思い起こし、味わってみる。そして静かに喜びの体験に沈潜していく。出来事、言葉、贈り物等々、その背後には他者の心がある。喜びの源には常に他者がいる。イエスは言われる。「あなたがたも人にしなさい。」イエスのように愛を感じる心が行いになっていきますように。
(毎日のみことば 2021-02-25 )

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