毎日のみことば
2月9日 年間第4土曜日
第一朗読 ヘブライ人への手紙 13:15-17、20-21
(皆さん、)イエスを通して賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえる唇の実を、絶えず神に献げましょう。善い行いと施しとを忘れないでください。このようないけにえこそ、神はお喜びになるのです。
指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。
永遠の契約の血による羊の大牧者、わたしたちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、御心に適うことをイエス・キリストによってわたしたちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が世々限りなくキリストにありますように、アーメン。
福音朗読 マルコによる福音書 6:30-34
(そのとき、)使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。
祈りのヒント |
今日の福音が教えてくれることは、心の動きです。イエスは飼い主のいない羊のような群衆を見て、心が憐れみに動かされました。ベルギー出身の宣教師、ダミアン神父(1840~89年)は、ハワイのモロカイ島に送られるハンセン病患者たちを見て、心を動かされ、当時誰も顧みなかった彼らの世話に生涯を捧げ、とうとうハンセン病患者ダミアンになりました。困っている人々を見て、私たちの心は動くでしょうか。困っている人々を見て、心を動かされ、仕えるという経験が、私たちの心の喜びとなりますように、祈りましょう。 |
(毎日のみことば 2019-02-09) |