3月10日 四旬節第1木曜日

第一朗読   エステル記(ギリシア語)C・12、14-16、23-25
(その日、)王妃エステルも死の苦悩に襲われて、主に寄りすがった。そして、イスラエルの神である主に祈った。
「主よ、わたしたちの王よ、あなたは唯一のお方、あなたのほかに助け手を持たない、ただひとりでいるわたしを助けてください。 危険が身近に迫っています。私は生まれた時から、わが先祖の部族の中で聞かされてきました。主よ、あなたはイスラエルを万民のなかから、われらの先祖をすべての先祖の中から選んで、ご自分の永久の遺産とし、イスラエルに約束したことを実現されたと。
主よ、思い起こしてください。この悩みの時、あなたご自身をお示しください。神々を支配し、すべての主権を握る王よ、わたしに勇気をお与えください。このわたしに獅子の前で、雄弁な言葉を語らせ、その心を変えて我らに戦いを挑む者を憎ませ、その仲間と共に葬り去ってください。
御手をもってわたしたち救ってください。主よ、あなたのほかに頼るもののない、ただひとりでいるわたしを助けてください。あなたはすべてをご存じです。」

福音朗読  マタイによる福音書 7:7-12
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

祈りのヒント
私たちは門を叩くことを諦めていないでしょうか。いつの間にか人生に少しの事しか期待しなくなっていないでしょうか。主は「求めよ」とおっしゃいます。主は気前の良いかたです。朽ちる富ではなく、天の富を私たちにふんだんにくださるでしょう。天の富を主に願いましょう。
(毎日のみことば 2022-03-10)

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