3月12日 四旬節第1火曜日

第一朗読  イザヤ書 55:10-11
(主は言われる。)雨も雪も、ひとたび天から降ればむなしく天に戻ることはない。それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ、種蒔く人には種を与え食べる人には糧を与える。そのように、わたしの口から出るわたしの言葉もむなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げわたしが与えた使命を必ず果たす。

福音朗読  マタイによる福音書 6:7-15
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。彼らのまねをしてはならない。あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。だから、こう祈りなさい。
『天におられるわたしたちの父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。御心が行われますように、天におけるように地の上にも。わたしたちに必要な糧を今日与えてください。わたしたちの負い目を赦してください、わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください。』
もし人の過ちを赦すなら、あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。しかし、もし人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」

祈りのヒント
『あなたたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。』ということは、私が頭の中でつらつらと思いつく願い事というのは、私の身勝手から出て来たものであるのかもしれない。大事な願い事はもう御父が気づいておられ、そして時宜にかなった時に、かなえてくださるということだ。それならば、不必要な心配や不安はもつまい。焦りや緊張も必要ない。私はこの一日にできることを行い、任せることが一番なのだ。
今日こそ心を込めて“主の祈り”を折にふれて祈る一日であろう。
(毎日のみことば 2019-03-12)

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