3月14日 四旬節第1木曜日

第一朗読  エステル記(ギリシア語) C12、14-16、23-25
(その日、)王妃エステルは死の苦悩に襲われて、主に寄りすがった。 そして、イスラエルの神である主に祈った。
「主よ、わたしたちの王よ、あなたは唯一なるお方、あなたのほかに助け手を持たない、ただひとりでいるわたしを助けてください。 危険が身近に迫っています。 わたしは生まれた時から、わが先祖の部族の中で聞かされてきました。主よ、あなたはイスラエルを万民の中から、我らの先祖をすべての先祖の中から選んで御自分の永久の遺産とし、イスラエルに約束したことを実現されたと。 主よ、思い起こしてください。この悩みの時、あなた御自身をお示しください。神々を支配し、すべての主権を握る王よ、わたしに勇気をお与えください。このわたしに獅子の前で雄弁な言葉を語らせ、その心を変えて我らに戦いを挑む者を憎ませ、その仲間と共に葬り去ってください。 御手をもってわたしたちを救ってください。主よ、あなたのほかに頼るもののない、ただひとりでいるわたしを助けてください。あなたはすべてをご存じです。」

福音朗読  マタイによる福音書 7:7-12
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

祈りのヒント
そうです、天の父よ、あなたは私たちに何が必要かをご存知です。あなたは本当に良い方でいらっしゃることを私たちは知っています。しかし、時にそのことを忘れ、あなたが何も私たちの味方になってくれない、応えてくれない、沈黙したままだ、という誤りに陥りがちです。
なぜでしょうか。
自分の思うようにいかない時、持っている弱さが前面に表れます。そして、あなたのせいにします。
日々のそのような誤りに陥っていることを改め、悪いようにはなさらない方なのだという、希望に満ちた目であなたを見つめていくことができますように。
(毎日のみことば 2019-03-14)

ページ上部へ戻る