3月16日 四旬節第1土曜日

第一朗読  申命記 26:16-19
(モーセは民に言った。)今日、あなたの神、主はあなたに、これらの掟と法を行うように命じられる。あなたは心を尽くし、魂を尽くして、それを忠実に守りなさい。今日、あなたは誓約した。「主を自分の神とし、その道に従って歩み、掟と戒めと法を守り、御声に聞き従います」と。主もまた、今日、あなたに誓約された。「既に約束したとおり、あなたは宝の民となり、すべての戒めを守るであろう。造ったあらゆる国民にはるかにまさるものとし、あなたに賛美と名声と誉れを与え、既に約束したとおり、あなたをあなたの神、主の聖なる民にする」と。

福音朗読  マタイによる福音書 5:43-48
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。徴税人でも、同じことをしているではないか。自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。異邦人でさえ、同じことをしているではないか。だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」

祈りのヒント
今日の福音は更にイエスの私たちへの要求が高い、と思ってしまう。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」
でも、イエスよ、これが一番難しいことなのです。思い出すだけで、気持ちが荒む出来事があります。ゆるせない、と思う人がいます。そんな私はどうしたらよいのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・そうでした。イエスよ、私は祈ることは知っています。私がまだ受け入れられない人、ゆるせない人のために祈ることはできそうです。その祈りの時に、イエスよ、あなたもどうか私と共にいて、一緒に祈ってください。それならば、できそうな気がします。
一人では難しいです。でもあなたが一緒に祈ってくださるのならば、できるように思えます。
さあ、始めてみましょう。イエスが共におられるのだから、心配はいりません。沸き起こる感情はそばに置いて、ただその人のために祈ってみましょう。そのような時間をとってみましょう。
(毎日のみことば 2019-03-16)

ページ上部へ戻る