3月2日 四旬節第1木曜日

第一朗読  エステル記(ギリシア語) C12、14-16、23-25
(その日、)王妃エステルは死の苦悩に襲われて、主に寄りすがった。 そして、イスラエルの神である主に祈った。
「主よ、わたしたちの王よ、あなたは唯一なるお方、あなたのほかに助け手を持たない、ただひとりでいるわたしを助けてください。 危険が身近に迫っています。 わたしは生まれた時から、わが先祖の部族の中で聞かされてきました。
主よ、あなたはイスラエルを万民の中から、我らの先祖をすべての先祖の中から選んで 御自分の永久の遺産とし、イスラエルに約束したことを実現されたと。 主よ、思い起こしてください。この悩みの時、あなた御自身をお示しください。神々を支配し、すべての主権を握る王よ、わたしに勇気をお与えください。このわたしに獅子の前で雄弁な言葉を語らせ、その心を変えて我らに戦いを挑む者を憎ませ、その仲間と共に葬り去ってください。 御手をもってわたしたちを救ってください。主よ、あなたのほかに頼るもののない ただひとりでいるわたしを助けてください。あなたはすべてをご存じです。」

福音朗読  マタイによる福音書 7:7-12
(そのとき、イエスは弟子たちに言われた。)「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」

祈りのヒント
わたしは「何を求めているのだろうか。」紙を取り出して書き出してみる。何も書けないわたし、求め過ぎているわたしが見えて来る。「多岐亡羊」は、転じて、方針や選択肢が多すぎてどれを選んだらよいか迷うことにも使われている。情報過多の現代の私たちの在り方を示唆している。神がくださる「良い物」を求めることができますように。
(毎日のみことば 2023-03-02)

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