3月20日 四旬節第4土曜日

第一朗読  エレミヤ書 11:18-20
主が知らせてくださったので わたしは知った。彼らが何をしているのか見せてくださった。わたしは、飼いならされた小羊が、屠り場に引かれて行くように、何も知らなかった。彼らはわたしに対して悪だくみをしていた。「木をその実の盛りに滅ぼし、生ける者の地から絶とう。彼の名が再び口にされることはない。」
万軍の主よ、人のはらわたと心を究め、正義をもって裁かれる主よ。わたしに見させてください あなたが彼らに復讐されるのを。わたしは訴えをあなたに打ち明け お任せします。

福音朗読  ヨハネによる福音書 7:40-53
(そのとき、イエスの)この言葉を聞いて、群衆の中には、「この人は、本当にあの預言者だ」と言う者や、「この人はメシアだ」と言う者がいたが、このように言う者もいた。「メシアはガリラヤから出るだろうか。メシアはダビデの子孫で、ダビデのいた村ベツレヘムから出ると、聖書に書いてあるではないか。」こうして、イエスのことで群衆の間に対立が生じた。その中にはイエスを捕らえようと思う者もいたが、手をかける者はなかった。
さて、祭司長たちやファリサイ派の人々は、下役たちが戻って来たとき、「どうして、あの男を連れて来なかったのか」と言った。下役たちは、「今まで、あの人のように話した人はいません」と答えた。すると、ファリサイ派の人々は言った。「お前たちまでも惑わされたのか。議員やファリサイ派の人々の中に、あの男を信じた者がいるだろうか。だが、律法を知らないこの群衆は、呪われている。」彼らの中の一人で、以前イエスを訪ねたことのあるニコデモが言った。「我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたうえでなければ、判決を下してはならないことになっているではないか。」彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤ出身なのか。よく調べてみなさい。ガリラヤからは預言者の出ないことが分かる。」
人々はおのおの家へ帰って行った。

祈りのヒント
自分が無知であることを知っている者は幸いです。知を誇ってはなりません。愛も知も神からのもの。神は一人ひとりの中で生きておられます。皆、同じ価値のある神の子です。わたしというフィルターを捨て、神のクリアーな目をもたせていただきましょう。あの方もこの方も、そしてわたしも、互いに敬い、助け支え、仕え合って共に生きる者なのです。
(毎日のみことば 2021-03-20 )

ページ上部へ戻る