4月6日 四旬節第4土曜日

第一朗読  エレミヤ書 11:18-20
主が知らせてくださったのでわたしは知った。彼らが何をしているのか見せてくださった。わたしは、飼いならされた小羊が、屠り場に引かれて行くように、何も知らなかった。彼らはわたしに対して悪だくみをしていた。「木をその実の盛りに滅ぼし、生ける者の地から絶とう。彼の名が再び口にされることはない。」万軍の主よ、人のはらわたと心を究め、正義をもって裁かれる主よ。わたしに見させてくださいあなたが彼らに復讐されるのを。わたしは訴えをあなたに打ち明けお任せします。

福音朗読  ヨハネによる福音書 7:40-53
(そのとき、イエスの)この言葉を聞いて、群衆の中には、「この人は、本当にあの預言者だ」と言う者や、「この人はメシアだ」と言う者がいたが、このように言う者もいた。「メシアはガリラヤから出るだろうか。メシアはダビデの子孫で、ダビデのいた村ベツレヘムから出ると、聖書に書いてあるではないか。」こうして、イエスのことで群衆の間に対立が生じた。その中にはイエスを捕らえようと思う者もいたが、手をかける者はなかった。
さて、祭司長たちやファリサイ派の人々は、下役たちが戻って来たとき、「どうして、あの男を連れて来なかったのか」と言った。下役たちは、「今まで、あの人のように話した人はいません」と答えた。すると、ファリサイ派の人々は言った。「お前たちまでも惑わされたのか。議員やファリサイ派の人々の中に、あの男を信じた者がいるだろうか。だが、律法を知らないこの群衆は、呪われている。」彼らの中の一人で、以前イエスを訪ねたことのあるニコデモが言った。「我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたうえでなければ、判決を下してはならないことになっているではないか。」彼らは答えて言った。「あなたもガリラヤ出身なのか。よく調べてみなさい。ガリラヤからは預言者の出ないことが分かる。」
人々はおのおの家へ帰って行った。

祈りのヒント
エレミヤは来られるメシアについて、「…..木をその実の盛りに滅ぼし…..万軍の主よ、人のはらわたと心を究め正義をもって裁かれる主よ…..」と預言されました。

今日のヨハネ福音書は昨日の福音書の続きですが、逮捕へと向かっていても、イエスはまた群衆に教えられました。

日本二十六聖人殉教者の中に修道者パウロ三木がいます。京都から長崎までの旅のなかでブラザー三木は神様のことを一生懸命周りの人々に延べ伝えていました。そして、最後に十字架につけられた時にも神様に証されました「…..わたくしが死んでいくのは、悪いことをしたからではありません。キリスト様の教えを信じて、それを述べ伝えたからです…..」

私たちは、イエスのようにナザレで長い間育てられています。育てられている中で、神様から求められていることは何でしょうか?そして、イエスやパウロ三木のようになすべきことは何ですか?そのために、これから用意することは何でしょうか?

(毎日のみことば 2019-04-06)

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